エイジフレンドリーとは?事故防止から補助金申請までの方法を解説!

高年齢労働者が安全に作業している職場の様子を示すイメージ

エイジフレンドリーってなに?」
補助金を使いたいけど何からすればいいわからない
こんな風にお考えでないですか?

エイジフレンドリーは、すべての人々年齢を重ねても快適に暮らせる社会を実現するために、必要なものです。

大切な従業員のためにも、社内でも対策をしておきたいですよね。

今回の記事は
・エイジフレンドリーの目的
・エイジフレンドリー補助金について
・従業員の事故を防ぐには
・経済的な負担を軽減
をお伝えします。

あなたの職場がより良いものになるきっかけになれたら幸いです。 監修 佐藤航のプロフィール画像

エイジフレンドリーとは?4つの目的

高年齢労働者を含む作業者に対して安全確認を行う職場の様子 エイジフレンドリーとは年齢に関わらず、すべての人が快適に利用できる ・環境
・サービス
を提供するための考え方取り組みです。

とくに高齢者に配慮した
・デザイン
・サービス
を意味することが多く4つの目的があります。

①高齢者の自立支援

転倒事故防止のために注意が必要な職場の床面環境 高齢者ができるかぎり自立して生活できるようにするための、環境を整えることが重要です。
例えば
・公共交通機関や施設のバリアフリー
・分かりやすい案内がされている
ことが求められます。

②社会参加の促進

年齢に配慮した安全対策を行いながら作業する職場の様子 高齢者が積極的に社会に参加できるようにするために、エイジフレンドリーな取り組みが必要です。
・地域活動
・ボランティアへの参加
を支援する仕組みの整備が求められます。

③健康と福祉の向上

身体的負担を軽減する設備を使用した作業風景 高齢者の健康を維持し、福祉を向上させるためのサービスやサポートを提供することを目指しています。
・適切な医療サービス
・運動施設の利用
がすすむことが期待されます。

④世代間の共生

エイジフレンドリーな取り組みを行う職場のイメージ 異なる世代が互いに支え合い、共生することを促進します。
これにより世代間の理解協力が深まり、コミュニティ全体の活力が向上します。

エイジフレンドリー補助金◆3つのコース

高年齢労働者が安全に働けるエイジフレンドリーな職場環境のイメージ 「エイジフレンドリー対策をして人手不足をなんとかしたい」
費用負担してくれる制度が知りたい

高齢者の雇用を増やし
労働力不足の解消
生涯現役社会の実現
を目指したい企業は多いと思います。

そこで押さえておきたいのが、厚生労働省が提供するエイジフレンドリー補助金です!

中小企業事業者による高齢者にやさしい職場環境の整備を促進するために
・労働環境の改善
・高齢者が働きやすくなる設備の導入
・教育や研修の実施
などに使うことができます。

エイジフレンドリー補助金は大きくわけて3つのコースがあります。

①高年齢労働者の労働災害防止コース

エイジフレンドリー補助金(コース1)高年齢労働者の労働災害防止コースのイメージ 高年齢労働者(60歳以上)の高年齢労働者が安全に働けるよう
・危険な場所
・負担の大きい作業
を解消する取組に対して補助を行います。

【補助対象となる取組】
・転倒・墜落による災害防止対策
・腰痛予防対策
・熱中症防止対策
・交通災害防止対策

②転倒防止や腰痛予防のためのスポーツ・運動指導コース

エイジフレンドリー補助金(コース2)スポーツ・運動指導コースのイメージ 労働者の身体機能低下による
・転倒
・腰痛
の行動災害を防止のためのコースです。

【補助対象】
身体機能維持改善のための専門家等による運動プログラムに基づいた
・身体機能のチェック
・専門家等による運動指導等
にかかる費用が対象。

③コラボヘルスコース

エイジフレンドリー補助金(コース3)コラボヘルスコースのイメージ コラボヘルスとは、医療保険者事業者が連携し労働者の健康づくり等をすることです。
労働者の健康保持増進のための取組が補助対象となります。

【補助対象】

・健康診断結果等を踏まえた禁煙指導
・メンタルヘルス対策などの健康教育
・オンライン開催、eラーニングなどの研修
・健康診断結果などを推進するためのシステムの導入
・栄養指導、保健指導などの労働者への健康保持増進措置

くわしい対象内容や対象外については、厚生労働省労働基準局のリーフレット及びQ&Aを参照してください。

実施する取組の内容などを審査して、支給決定がされますのでご確認しておきましょう。

いくらもらえる?補助金上限額

エイジフレンドリー対策の導入費用や補助金活用を検討する事業者のイメージ 次にそれぞれの補助金の補助率上限金額を確認しましょう。

エア維持フレンドリー補助金の上限額を表す図 ①労働災害防止対策コースは
・補助率は1/2
・上限額は消費税除き100万円

②転倒防止や腰痛予防のための スポーツ・運動指導コースは ・補助率は3/4
・上限額は消費税除き100万円
③コラボヘルスコースは
・補助率は3/4
・上限額は消費税除き30万円
となっております。

ただし両コースも申請する場合の注意点として
・複数コース併せての上限額は100万円
・複数コースでの申請の場合は、希望コースをまとめて申請すること
が必要になるので押さえておきましょう!
採択率が公表されていないため、提出してみないとわからないのが現状。
申請を検討されている会社は早めに提出がオススメです。

保証対象?中小企業事業者の範囲

エイジフレンドリー補助金 業者別の対象者を表すイメージ 補償対象は業者によっても異なり
・各々常時使用する従業員数
・資本金または出資の総額
これらが条件として決められています。

具体的な内容はこちらの表にまとめました。
エイジフレンドリー補助金の対象になる中小企業事業者の範囲を表す図

補助金申請までの6ステップ

エイジフレンドリー補助金を活用した職場環境改善の費用計算イメージ 「補助金の手続きが大変そう」
忙しいから時間をかけたくない」
むずかしい手続きも、これを見ながらすぐに手続きの準備ができますよ!

エイジフレンドリー補助金の申請の流れは、自治体や補助金の種類によって異なる場合があります。
申請プロセスは以下のような6ステップです。

手続内容 実施者 詳細
①交付申請書類提出 事業者 申請書類は(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会 「エイジフレンドリー補助金事務センター」からダウンロードが可能です。
※申請書類を郵送やメール送付はできません。
②審査 事務センター 交付申請書類を毎月末に取りまとめ、翌月審査を行う。
※個別に審査を早めることはありません。
③交付決定 事務センター 結果連絡期間に交付決定通知を行います。
・交付決定の場合⇒申請者(代表)宛に交付決定通知書を郵送
・不採択の場合⇒申請担当者宛にメールにより通知

④発注・購入(施工) 事業者 交付決定通知書がお手元に届いたら、対策の実施を行う。
交付決定通知書が届く前に
・発注
・購入
・施工
を行った場合は補助金のお支払いができないため注意!
⑤完了
⑥支払請求書類提出
事業者 ④が完了した後、早急に支払請求資料を作成し郵送
支払請求資料は、交付決定通知書を郵送に同封されている支払に関する提出資料一覧表に記載されています。
⑦補助金確定
⑧補助金交付
事務センター 提出された支払請求資料を確認した後
・補助金の確定
・交付
が行われます。

補助金請求に必要な提出資料一覧はこちらから確認できます。
(参照:令和6年度エイジフレンドリー間接補助金 請求に必要な提出資料一覧表①/エイジフレンドリー補助金事務センターエイジフレンドリー補助金は締め切り前でも予算が無くなり次第打ち切る可能性があることを表すイメージ

審査と結果

エイジフレンドリー補助金の申請書類をタブレットで作成する様子 提出された申請書類は、自治体や関連機関によって審査されます。
採用の場合は、郵送にて交付決定通知書が。
不採用の場合は、メールにて結果が届きます。

補助金が交付されたら

エイジフレンドリー補助金申請に必要な書類を記入している場面 補助金が交付決定されたら、計画通りに事業を実施。
事業が完了し、必要な報告書を提出した後、補助金が支給されます。
くわしくは交付決定通知書に必要書類が同封されているので確認しましょう。

注意事項

高年齢労働者に負担がかかるエイジフレンドリーでない作業環境の例 交付決定通知書が届く前に、導入する設備等の支払いをするのはNGとなっています。
必ず結果を待ちましょう。
(参考文書:厚生労働省/エイジフレンドリー補助金について

また、場合によっては補助金が適切に使用されたかどうかが確認されます。
不正があった場合は、補助金の返還を求められることもあります。
正しく申請して利用しましょう。
審査により交付が決定されるため全ての申請者に交付されるわけではない注意点の説明イメージ

労災が増えるワケ!会社を支える高齢従業員

高年齢労働者の事故防止につながる正しい作業姿勢の考え方 ・「高齢の従業員が事故を起こしやすい」
・「労災が増えた理由が知りたい」
大切な従業員の事故は不安になりますよね。

仕事中の事故による死傷者は、20年前と比べると約2倍以上も増えています。
まずは事故の原因を知ることで対策していきましょう!

①深刻な労働力不足

高年齢労働者の事故リスクへの注意点 正社員の人手不足による割合は52.6%と高水準となっています。

さらに少子高齢化がかなり進んでおり、高齢労働者が人手不足を補う現状。
そのため高齢者の労災も増えています。

②高齢者が多い第三次産業

高齢者が多い大三次産業を説明する図 国の調査によると、高齢の従業員は年々増加。
とくに第三次産業で働く労働者が増加しています。
(参照:第3次産業で働く人々の安全衛生/厚生労働省

③加齢による影響

加齢による影響を説明する図 高齢の労働者が増えることにより
労働災害の発生率が上がる
・労災による休業も長期化しやすい
「事故は起こるもの」
と考え、高年齢労働者にとって働きやすい職場づくりがさらに重要となります。
(参照:エイジフレンドリーガイドライン/厚生労働省

④女性の死傷者が増加

60台以上の死傷者を男女別で説明する図 60代以上の死傷者の割合は
・男性が0.91%
・女性が2.35%
女性の方が2倍以上も高くなっています。
とくに女性の場合、転倒による骨折などが20代の約15.1倍という結果がでています。
(参照:令和5年高年齢労働者の労働災害発生状況/厚生労働省

⑤労災で多い原因

労災で多い原因が転倒と墜落及び転落であることを説明する図 ・転倒
・墜落および転落
によるケガが多くなる傾向にあります。

何からする?労災を防ぐ7つの方法

高年齢労働者として働く男性イメージ 「高齢の従業員の事故が心配
「今すぐでもできることを知りたい」
事故防止をして安心して仕事して欲しいですよね。
そこで今回は今日からできる対策を紹介します!

①従業員を支える設備・装置の導入

高年齢労働者が安全に働けるよう整備されたエイジフレンドリーな職場 加齢により体が衰えることで、高齢労働者のいる職場ではとくに安全面での配慮が必要です。 働きやすい環境作り(設備・装置の導入)について説明するイメージ 働いている高年齢労働者に合わせて、できる対策から進めていくことが大切です。

②作業内容の見直しを行う

事故防止のため保護具を着用して作業する高年齢作業者 高齢の従業員は日によって体調を崩しやすいことがあります。
毎日こまめにチェックすることが大切。
働きやすい環境作り(作業内容の見直し)について説明するイメージ また若手従業員の協力は必要不可欠です。
高齢労働者の特性を理解してもらう必要があります。

③管理職がやるべき対策

エイジフレンドリー対策について職場内で説明や相談を行っている様子 役職者は、労働者の安全快適に仕事ができるように体制を整える必要があります
管理者がやるべき安全対策について説明するイメージ このように従業員が働く上での負担などを
相談しやすい職場を作ることが大切です。

④メンタルケアをする

年齢による身体的負担や作業ストレスに配慮が必要であることを示すイメージ メンタルヘルスに関する研修を行う目的は
心の健康についての正しい知識を提供する
・会社全体で働きやすい環境を作る
・不調の早期発見、予防、発生時の適切な対応方法を学ぶ
などです。

社員のメンタルの不調はその人の働く能力を低下させるだけでなく、放置すると
・うつ病
・双極性障害
・統合失調症
・パニック障害
このように多くの精神的疾患につながる可能性もあるため、予防、改善は急務です。

⑤従業員の健康チェック

作業前に血圧測定を行い高年齢労働者の健康状態を確認している様子
従業員自身にも、病気の予防や健康に関心を持ってもらうのが必要です。

・健康診断
・体力チェック
・ストレスチェック
これらを行うことで
・従業員自身が自身について関心を持つきっかけになる
・早期に異常を発見してケアにつなげれる
・疾患の原因などを知ることができる
といったメリットもあります。

⑥多様な働き方を提案する

作業時間や労働時間を適切に管理し負担軽減を図るイメージ
高年齢労働者には
体調が優れない日
通院しながら通う可能性
なども考えられます。
そのため働き方を選択できることは、従業員にとって大きなメリットとなります。

<働き方の例>
・時短労働
・週休3日
・時差出勤
・1時間単位での有休

多様な働き方は、働きやすい環境になり長期的に勤務してもらいやすくなります。

⑦職員間の交流を促す

エイジフレンドリー対策について職場内で打合せを行っている様子
活発な交流は
・報連相がスムーズ
・仕事の協力がしやすい
・従業員業員のストレスを軽減
このような環境は従業員間で助け合えるため、働きやすい環境といえます。

<交流を促す手段>
・社内に会話が生まれやすい空間を設ける
・部署の垣根を越えて研修を実施
・管理職と社員が顔を合わせて対等に意見を伝える機会を作る

補助金でなにを導入する?おすすめ3選

高年齢労働者に配慮した柔軟な働き方の一例として在宅業務イメージ
これまでエイジフレンドリーの重要性をお伝えしてきました。

最後にエイジフレンドリー補助金の使い道のおすすめ3選をおつたえします。

①転倒・墜落防止

高年齢労働者の転倒事故防止のため段差に注意喚起を施した職場環境
・作業床や通路の滑り防止対策
・トラックの荷台等の昇降設備の導入
転倒は起こりやすい労災です。
対策しておくと安心ですね。

②熱中症のリスクのある環境

高年齢労働者に特に注意が必要な高温環境と熱中症リスクを示すイメージ
・エアコンの設置
・スポットクーラー
・体温を下げるための機器のある服
体温を下げるための機能のある服は高齢従業員のみ対象です。

③重い荷物や介護作業の労働災害防止

重量物搬送時の身体的負担を軽減するための作業補助機器の使用例
重量物運送機器
パワーアシストスーツ
リフト(ハンドリフトやチェーンブロック)

遠藤工業製品においては
・定格荷重 0.5トン未満のエアホイスト
・電空バランサー
・サーボバランサー
・レールシステム、ジブクレーン
・吊り治具
が対象となります。
遠藤工業株式会社の商品サーボバランサー(EDB-90)
商品の詳細についてはこちらからご覧ください。
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まとめ

エイジフレンドリー補助金を活用した職場環境改善をまとめたイメージ 今回は
・エイジフレンドリーとは?
・エイジフレンドリー補助金について
・労災を防ぐ7つの方法
ご紹介しました。
少子高齢化していく日本の現状は、受け入れなければいけない現実です。

高齢者の雇用を増やし
労働力不足の解消
生涯現役社会の実現
を目指すためにも
エイジフレンドリー補助金
をうまく活用しましょう。

遠藤工業の
・電空バランサー
・サーボバランサー
は、どの世代でも安全に働ける職場づくりのお力になります。
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従業員のみなさまが、ケガのなく健康に働き続けられるようお祈りしています。