【徹底解説】ウッドチップの活用法完全ガイド!メリットや選び方、廃材をウッドチップにする方法まで

「ガーデニングの土が外に流れ出してしまう…」
「庭の景観をきれいにしたいな」
「愛犬と子どもを庭で遊ばせたいけど、泥汚れは後が大変…」

そのようなお悩みはありませんか?

庭をきれいに整えたいときには、ウッドチップ便利
自然な色香りクッション性があるので

  • 景観を整える
  • 子どもや犬の遊び場

としてぴったりです。

この記事では

  • ウッドチップの使用例オススメ4選
  • ウッドチップの種類とバークチップとの違い
  • ウッドチップの魅力6選

など、その使い方から注意点まで余すことなく解説していきます

ぜひ素敵な空間づくりの参考にしてくださいね。

目次

ウッドチップの使用例オススメ4選
ウッドチップの種類とバークチップとの違い
ウッドチップの魅力とは?メリット6選
ウッドチップの注意点は?デメリット4選
下準備が大事!ウッドチップの敷き方
手入れ方法とおすすめ防虫対策3選
実際コストはどのぐらい?必要量の計算方法!
木材処分にお困りなら木材破砕機がおすすめ
まとめ

ウッドチップの使用例オススメ4選

「庭をきれいに見せたいけどいまいちパッとしないな…」
「雨が降ると庭の土が水たまりぬかるみ状態になって乾くまで出られない…」

そのようなお悩みはありませんか?
ウッドチップを使用すると、そんな悩みも解決
景観を美しく保ちつつ、雨上がりでも快適なガーデンにすることができます。

どのように使用するのか、具体的な使用例を4点ご紹介します。

1.ガーデンの景観作り

花壇や庭の一部にウッドチップを敷いて小道を作ると、とってもおしゃれな印象に。
土の地面では気になる泥やぬかるみもこれで解決です!
自然の素材感が、庭全体に統一感と温かみを与えてくれます。

さらに花壇の周りをウッドチップで囲むなど花壇に敷くと、植物を引き立てる背景として効果的です。

花や低木の根元に敷くだけで魅力的なお庭に早変わりしますよ♪

2.ドッグラン

ウッドチップの魅力はそのクッション性

犬の足に優しく快適な空間になります。
さらに見た目も美しく、全体の雰囲気も温かい印象に。

3.インテリア

不織布やかごなどに入れて部屋に飾るだけで、おしゃれなインテリアとして使えます。
消臭効果にくわえて、木の香りによる癒し効果もありオススメ。

4.植物のマルチング

マルチングとは植物の周りにウッドチップを敷いて土を守る方法のこと。
土の温度を保ち乾燥を防ぐことで植物が元気にいきいきと育ってくれます。

景観や空気を整えて、毎日の生活を機能的快適にしてくれるウッドチップ。
こんな素敵な空間ができたら、毎日がさらに楽しくなりそうですよね。

ウッドチップの種類とバークチップとの違い

「でも調べたらいろんな種類があって迷う…」
「どれを買えばいいか分からない…」

いざウッドチップの購入を考えたとき、そのように迷う方も多いのではないでしょうか?

じつはウッドチップは木の種類によって特徴がちがいます。
それぞれの特徴を知って1番いい種類を選びましょう。

ここからは代表的な木の種類適した使い方についてご説明します。

1.広葉樹系

特に、湿気が多い場所や長持ちさせたい場所に向いています。

2.針葉樹系

特にヒノキは抗菌性防虫効果が高いです。
さらに、爽やかな香りがあり、空気をきれいにします。

バークチップとの違いは?

ウッドチップについて調べているとよく似たもので、バークチップというものが出てきますよね。

ウッドチップとバークチップのちがいは以下の通りです。

ウッドチップ

  • 長期間の使用が可能
  • 保水性排水性優れている
  • 雑草抑制にも効果的

という特徴があります。

一方バークチップ

  • 見た目が美しく軽量で扱いやすい
  • 針葉樹の香りがある
  • 保水性・排水性はウッドチップより低い

といった特徴を持っています。

どちらを選ぶべきかは、使用目的や庭のスタイルによってちがいます。

  • 耐久性、雑草抑制効果を重視するならウッドチップ
  • 見た目、香り、軽さを重視するならバークチップ

というように、自分の目的やスタイルに合わせて選びましょう。

ウッドチップの魅力とは?メリット6選

「ウッドチップにこだわるメリットって?」
「砂利を使うのと何がちがうの?」

使用例でお伝えしたように、ドッグランの足場として使えるほどクッション性が高いことが砂利とは大きくちがう点。
子どもの遊び場としても安心して使えますよね。

その他にも6つのメリットがあるので、1つずつ紹介します。

1.景観を良くする

ウッドチップを敷くと自然温かみのある美しい雰囲気になります。
木材の色合いが、緑と合わさって、リラックス効果も抜群です!

2.泥はね・ぬかるみを防ぐ

水分を吸収するので、雨の日でも泥が飛び散りにくくなります。
特に、ペットや子どもがいる場合には、汚れを気にせずに遊べる環境ができて、とても快適ですよ♪

3.優れた消臭効果がある

木材には、湿気臭い吸収する力があります。
臭いの元となる菌の繁殖抑えてくれるので、ドッグランなどペットの居場所で気になる排泄物の臭い少なくなります。

4.香りに癒される

ウッドチップの香りにはリラックス効果癒し効果があります。
特に雨上がりには、香りが強く感じられ、森林の中にいるような感覚に。
季節や気候によって違った香りに包まれるのも楽しいポイントですね。

5.雑草を生えにくくする

土への直射日光を防ぎ、温度湿度安定します。
なんと、それによって雑草育ちにくくなるんです♪
化学薬品を使わずに雑草防げるのは嬉しいですよね。

6.植物を霜や高温から守る

土の温度が安定して、寒さ暑さから植物を保護することができます。 乾燥防ぐので、植物が元気育ちやすくなりますよ。

このようにウッドチップは、快適性景観だけでなく

  • 臭い対策
  • 雑草抑制
  • 植物保護

といった効果が期待できることが大きなメリットです。

ウッドチップの注意点は?デメリット4選

「ウッドチップにはメリットだけ?」
がたくさんよってきたって聞いたことあるけど…」

もちろん、メリットもあればデメリットもあります。
ここからはウッドチップのデメリットを4点ご紹介していきますね。

1.虫の温床になることもある

湿気がこもるとが繁殖しやすくなります。
特に、湿度が高く、風通しが悪い場所では、カビダニなどが発生しやすくなる場合も。

【シロアリも寄ってくる?!】
シロアリは主に湿った木材や腐敗した木材を食べる生物。
ウッドチップが腐敗しやすい状態になると、シロアリのエサ場となる可能性もゼロではありません。

ですが、しっかり対策すればOK
対策については、おすすめ防虫対策3選でご紹介します。

2.強い風や雨で流されやすい

ウッドチップはとても軽いので、強い雨や風が吹くと散らかってしまうことも。
外へ流れ出て困る場合は、ウッドチップを敷く場所を石やレンガで囲むのがオススメ。
ウッドチップが固定され、強い風や雨で散らばるのを防げます

3.定期的な手入れ・メンテナンスが必要

ウッドチップは、定期的な点検・手入れが必要です。
必要といっても、点検は以下の2点だけ!

  • カビが発生していないか
  • ウッドチップが減っていないか

これを月に1〜2回行うだけで、美しく保つことができます。

4.コストがかかる

ウッドチップは1~2年かけて土へ還ります。
その度に買い足さなければいけないため、どうしても定期的にコストがかかることは避けられません。

コストの計算方法最後の方でご紹介します。
予算内でどのぐらい敷けるか計算してみてくださいね!

メリットだけでなく、デメリットも考えたうえで、ご自身に合った使い方を楽しんでくださいね。

下準備が大事!ウッドチップの敷き方

「ウッドチップって敷くだけでいいの?」
「できるだけ長持ちさせたい。敷き方のコツってある?」

ウッドチップはただ敷くだけよりも、しっかりと下準備をすることで効果を高め長持ちさせることができます。
具体的な敷き方、紹介していきますね。

1.目的を決める
  • 雑草対策
  • 美観向上
  • ドッグラン

など、目的によってウッドチップの種類や敷き方が変わってくるため、まずは目的はっきりさせましょう。

2.場所を選ぶ

日当たり、風通し、水はけなどを考えて、ウッドチップが長持ちしやすい場所を選びましょう。
また、燃えやすいため火を使う場所の近くでは使用しないでくださいね。

3.敷く厚さを決める

5〜10cmの厚さで敷くのが一般的。
使い方によって適切な厚さがちがうので用途に合わせて調整しましょう。

  • 庭のマルチング
  • 草木の保護
  • 土壌の保湿など
5〜7cm程度
  • ドッグラン
  • 通路
  • 子どもの遊び場など
10cm程度
4.下地処理

雑草を取り除き、地面を平らにします。
防草シートを敷くと雑草を防ぐ効果高まるのでオススメ。

5.ウッドチップを敷く

厚さにムラがないように注意しながら、しっかりと敷き詰めましょう。

6.踏み固める

ウッドチップを敷き詰めたら、軽く踏み固めます。
表面を平らにし、ウッドチップ同士を密着させることが大切です。

7.水を撒く

最後に軽く水を撒きます。
ウッドチップが落ち着き、ホコリが舞うのを防ぐ効果があります。

このように、ていねいに下処理して正しく敷き詰めることで、ウッドチップのメリット最大限に活かすことができます。
少し面倒に感じるかもしれませんが、やるとやらないでは大きな差ができます。
快適な空間づくりのためにぜひこちらの敷き方を参考にしてみてくださいね。

手入れ方法とおすすめ防虫対策3選

「敷いたあとはお手入れしなくていいの?」
が来る可能性があるのはやっぱり心配…」

ウッドチップを敷いた後は、定期的にお手入れすることがとても大切!
適切な頻度でお手入れすることで防ぎ長持ちさせることができますよ。

【手入れの方法】
①かき混ぜる

ウッドチップを月に1〜2回程度かき混ぜましょう。
風通しを良くし、カビや虫の発生を抑えることで腐敗しにくくなります。

②交換や補充する

ウッドチップは少しずつ土の一部となり量が減っていきます。
1〜2年に1回、補充したり交換しましょう。

【おすすめ防虫対策3選】】

せっかく敷いたウッドチップが虫の温床になってしまってはとても悲しいですよね。

そこで、虫の発生を最小限にする方法を3つご紹介します。

適切な素材を選び管理することで、虫を抑制することは可能です。
こまめにお手入れをして防いでいきましょう。

①湿度を管理し、風通しを良くする

乾燥している場所には虫は寄り付きにくいです。
湿気に注意して、できるだけ風通しがいい場所を選びましょう。

②針葉樹系のウッドチップを使用する

松やヒノキなど針葉樹系のウッドチップは、香りが強く虫がつきにくいので、こちらを使用するのがオススメ!
シロアリも付きにくいですよ。

③天然の害虫駆除法を取り入れる

ニンニクや唐辛子などを使ったスプレーで、虫の侵入を防ぐことができます。
化学物質を使わないので、ペットや家族にも優しい方法です。

実際コストはどのぐらい?必要量の計算方法!

「庭の一部に小道を作ったらいくらかかるかな?」
どれくらいの量を買ったら足りるんだろう??」

いざウッドチップを使おうとした時に悩むのがこの点だと思います。
商品に「1袋50リットル」などと書かれていても、どれぐらいの範囲に敷くことができるのか想像できないですよね。

ここからはそんな悩みをスッキリ解決
必要量コストの計算方法をご説明します。

必要量・コストの計算方法

このように、敷く面積と敷く厚さでかんたんに計算することができます。

購入する際は、敷く場所の面積を測り、必要な量を購入しましょう。

【計算例】

10㎡の庭に5㎝の厚さで敷く場合

ウッドチップの相場は目安として10Lあたり1,000〜2,000円。
※販売元や材質で幅が広く、大きく異なる場合があります

500リットルだと50,000〜100,000円程度のコストがかかるということになります。

ご自身の敷きたい場所に合わせて、計算してみてくださいね。

木材処分にお困りなら木材破砕機がおすすめ

木材の処分にお困りのあなた。

木材は他の素材と比較して再利用しやすいと言われています。
令和4年度時点で再生利用量が排出量の86%と、比較的再生利用率が高いんです。
(参照:令和5年度事業産業廃棄物排出・処理状況調査報告書令和4年度速報値(概要版)/環境省環境再生・資源循環局廃棄物規制課/環境省

廃棄物として処分してしまう前に、再利用も検討されてみてはいかがでしょうか。

木材を再利用するには

ウッドチップにすることで本記事で紹介した利用方法の他、燃料としての再利用も可能になります。

木材をウッドチップにするための機械は

  • 木材チッパー
  • 木材破砕機

などがあります。

剪定枝や丸太のチップ化におすすめの破砕機

遠藤工業の木材破砕機には以下の特徴があります。

  • 一軸破砕機に比べ、投入物の飛散が少なく抑えられる ※当社比
  • ロータの逆転時にスクリーン上をクリーニング
  • 水分含有率の高い破砕物も目詰まりを抑えながら破砕可能
  • オプションで長い丸太も破砕可能に

目的や処理量をお伺いして、最適な破砕機をご提案いたします。
まずは一度ご相談ください。

木材破砕機の導入事例

剪定枝や丸太の他にもさまざまな事例がございます。
詳しくは木材破砕機の商品ページからご覧ください。

まとめ

今回の記事では

  • ウッドチップの魅力
  • ウッドチップの種類
  • メリット
  • デメリット
  • ウッドチップの敷き方
  • かかるコスト、必要量の計算方法

についてご紹介しました。

ウッドチップを敷くことで、自然な温かみ心地よい香りが広がり、よりリラックスできる空間が生まれます。
ぜひウッドチップを活用して、素敵な空間を作ってみてくださいね。